2015年11月12日

朝 ── 観肌と挨拶


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朝、グリーグのペールギュントのメロディーが頭の中でリズムを奏でてきます。そこには陽が昇り、色とりどりの芽がふくらみ、花が咲き、鳥や様々な生物の躍動にあふれた朝の光景が広がります。私は音楽に合わせて軽く身体を動かしながらゆっくりと起き上がり、今日も元気な朝が来ましたと鏡に向かって「おはよう」と一瞬観肌(かんき)します。そして窓辺の人形たちそれぞれに名前を呼んで「おはよう」と声をかけます。

マイセン人形のヨハン君・カタリナちゃん。街角のアートショップでたまたま見つけた晴加ちゃんとポチ。スイスユングフラウのチロルハットのペーター君。かつて子供たちが遊んだオルゴール人形のマーガレットちゃん。そして銅製の番犬ドーベルマン君は頭をよしよしとさすってやります。みんな喜び微笑んでくれます。

それから再度観肌(お肌チェック)し、体調を推し測ります。八十も過ぎると満足な日ばかりではありませんが、不摂生を反省しつつ今日も前を向いて「よしやりましょう」と庭に出て朝日を拝し、深呼吸を三回して隣接する会社を開けて一日が始まります。

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一日に幾度となく会社と我が家を往復します。庭には一坪程度の家庭菜園があり、今は葱、春菊、サラダ菜、木の芽などが育っています。夏からずっと食べることのできたトマト。3本のミニトマトはほとんど終わりましたが、2本は普通のトマトで枝に8つもの青いトマトが育っており、そこを通る度に「赤くなあれ、ガンバレ」とエールを送ってきました。11月に入るとようやく赤く熟れ始め、「よくやったね」とほめながら写真を撮りました。初冬の木熟れのトマト絶品でした。自然の恵みに感謝です。

posted by ハルカ at 16:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

後の月 晩秋に想う


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後の月は栗名月とも云われ、華やかでユーモラスな仲秋の名月とはまた違い楚々としながらも凛として、ゆったりと晩秋の夜空を照らしています。星もきれいです。

昨年の9月には社長と仲秋の名月を愛でながら自然の恵みに感謝しつつ、人生を日本の四季に例え、これまで過ごした歳月を「総じて人生は素晴らしい」と語り合ったものです。
日本の四季はそれぞれに美しい。私たち日本人は四季の移ろいの中に、光、風、音、色彩、形などの微妙な趣を感じとり、生きとし生ける万物に対する感謝の念や慈愛、儚さを想う独特の感性や精神文化を育む大きな素因となったのだと思います。

しかしこのところ相次ぐ不祥事。真摯な日本人のものづくりへの信頼が音をたてて崩れつつあることに悲しく恥ずかしく先人たちに申し訳ない思いさえします。また様々な生活シーンで感じることは人々がお互いの目を見ながらコミュニケーションを交わさないということ。スマホというバーチャルな世界を介して繋がろうとする人々が何と多いことか。子供然り、その子供たちのママ然りです。平和な豊かさがもたらした負の文化でしょうか?

思い起こせば私は仕事にあけくれ、子供の躾けは義母にまかせていました。それについては今も大変有難く思っています。ただ、いつも夕方家に帰ると何はさておき広縁にて皆でお茶をしながら一人5分間話しをすることを大切な日課としていました。何を話そうか子供なりにまとめていたようで、その時には必ず目を見ながら一所懸命話しを聞いてやる事を心掛けていました。今にして思えば後の受験や社会生活にも役立ったと思っています。どうぞ子供たちの話は輝いた目を見て一所懸命聞いてあげてください。一時を大切にするということはとても大事なことです。

秋の夜長 灯火親しむの候、なつかしい方にお手紙をしたためるひと時。哀愁を帯びた弦楽器の音色を聴きながら読書に耽るそんなひと時もロマンチックです。日本の晩秋を満喫いたしましょう。
 
秋深し夜の闇もまた澄みにけり ─ 晴恵


posted by ハルカ at 17:01| Comment(1) | 漢萌歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月16日

アイシス様とのめぐりあい


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漢萌が「オーガニックコスメ」をキーワードに新たな展開を模索し始めた2004年は、バブル崩壊後の「失われた10年」を越えてようやくゆるやかな回復期を迎えた我が国にスローフードやスローライフ、ロハスなどの言葉が流行り始めた年でした。

この年、社員の一人が日本のオーガニックコスメ普及活動の先駆的存在であった環境NGOアイシス監修の単行本をバイブルのごとく大切にし、その本に漢萌が収録されることを目標にすべきであると力説してサンプルやカタログを送付してみることになりました。が、しかし先方からの反応は全くなく試みは一時中断。しかしそれから約一年半後、今度はわたくしが直接ご連絡してみると、たまたまお電話にでられた同誌編集長で作家の水上洋子先生からサンプル一式を未だ手にしていないことが判明。今度は先生宛てに直接お送りすることになり話はトントン拍子に進んだのでした。

2005年11月には水上先生自らが広島工場に視察に来られ社長の古法美容についての熱い思いや、これまで守り続けてきた日本独自の自然美容料の伝統製法など長時間にわたってお話しいたしました。その甲斐あってか翌年の2006年5月にアイシスラテール春号に3ページにわたり日本独自の古式美容法を守り続けるメーカーとして初出掲載。次いで同年12月に発刊された単行本 ─ 美肌力、癒し力の高い安心コスメ「オーガニックコスメ」には日本伝統の自然美容料メーカーとして8ページにわたって13商品が紹介され遂に念願の“バイブル”収録を果したのでした。

その後2009年4月には ─ 7万人の実感!素肌を大切にしたいあなたに「オーガニックコスメ厳選303」、そして2013年4月には ─ 植物の力で美肌力が蘇る「オーガニックコスメ」にアイシス様推奨のメーカーとして収録を重ねてゆきました。

先日当社の書庫を整理していたところ初収録された2006年12月発刊の単行本と2009年4月発刊の単行本が少しばかりございましたので皆様にお分けいたしたいと思っています。ご希望の方先着20名様ではございますが、以下ご希望の書籍名をメールにコピーし送付先を明記してご応募いただきますようお願いいたします。

@美肌力、癒し力の高い安心コスメ オーガニックコスメ(アイシスガイアネット監修)先着10名様
A7万人の実感!素肌を大切にしたいあなたに オーガニックコスメ厳選303(日本オーガニックコスメ協会監修)先着10名様


応募メールアドレス info@kanpoo.co.jp

posted by ハルカ at 16:54| Comment(0) | ご縁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする