2015年10月30日

後の月 晩秋に想う


tuski2.jpg


後の月は栗名月とも云われ、華やかでユーモラスな仲秋の名月とはまた違い楚々としながらも凛として、ゆったりと晩秋の夜空を照らしています。星もきれいです。

昨年の9月には社長と仲秋の名月を愛でながら自然の恵みに感謝しつつ、人生を日本の四季に例え、これまで過ごした歳月を「総じて人生は素晴らしい」と語り合ったものです。
日本の四季はそれぞれに美しい。私たち日本人は四季の移ろいの中に、光、風、音、色彩、形などの微妙な趣を感じとり、生きとし生ける万物に対する感謝の念や慈愛、儚さを想う独特の感性や精神文化を育む大きな素因となったのだと思います。

しかしこのところ相次ぐ不祥事。真摯な日本人のものづくりへの信頼が音をたてて崩れつつあることに悲しく恥ずかしく先人たちに申し訳ない思いさえします。また様々な生活シーンで感じることは人々がお互いの目を見ながらコミュニケーションを交わさないということ。スマホというバーチャルな世界を介して繋がろうとする人々が何と多いことか。子供然り、その子供たちのママ然りです。平和な豊かさがもたらした負の文化でしょうか?

思い起こせば私は仕事にあけくれ、子供の躾けは義母にまかせていました。それについては今も大変有難く思っています。ただ、いつも夕方家に帰ると何はさておき広縁にて皆でお茶をしながら一人5分間話しをすることを大切な日課としていました。何を話そうか子供なりにまとめていたようで、その時には必ず目を見ながら一所懸命話しを聞いてやる事を心掛けていました。今にして思えば後の受験や社会生活にも役立ったと思っています。どうぞ子供たちの話は輝いた目を見て一所懸命聞いてあげてください。一時を大切にするということはとても大事なことです。

秋の夜長 灯火親しむの候、なつかしい方にお手紙をしたためるひと時。哀愁を帯びた弦楽器の音色を聴きながら読書に耽るそんなひと時もロマンチックです。日本の晩秋を満喫いたしましょう。
 
秋深し夜の闇もまた澄みにけり ─ 晴恵




posted by ハルカ at 17:01| Comment(1) | 漢萌歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月31日

十月の歳時と昭和シリーズのその後


hina.jpg


後の雛

今年はいつの間にか桃の節句が過ぎてしまいお内裏雛を飾ることができなかったので、重陽の節句(旧暦9月9日)=「後の雛の日」に大正時代の古布でできた桔梗・撫子柄の着物を着た市松人形(ねねさま)を飾りました。

後の雛の歴史は色々ありますが、江戸期には嫁ぐ娘の幸せを願って雛を持たせる風習もあったと以前何かの本で読んだことがあり、長女には中村信喬作の博多立ち雛、次女には面竹作の京立ち雛を持たせました。親の願いはいつの世も変わらないものです。

kazaritana.jpg


秋祭り


広島では秋祭り(氏神様のお祭り)は九日(初くんち)、十九日(中ぐんち)、二十九日(おとぐんち)と市内各所で開催日が異なり、10月に入るとあちらこちらの家々にしめ縄が飾られているのを目にします。しかしかつて見たような威勢のよい神輿や、お囃子、木遣り音頭は聞かれなくなり、秋の風物詩も年々寂しくなる一方です。

そんなちょっぴり寂しいご時勢ですが、私の部屋の三段飾りの棚には神輿の香合、中の棚には兎の祭囃子、そして下段には備前の徳利にNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の主人公の生家でも知られる竹鶴酒造のお酒を入れて飾っています。ほんの少し秋祭りの気分です。行く秋 ── 明日からもう11月です。


昭和シリーズその後


前回のブログで「昭和仕込みシリーズ」醗酵パック2点のモニターを募集しましたところ多くの皆様にご協力いただき、ご感想、ご意見をお寄せ下さりありがとうございました。

やっと正式な商品名も決定し、現在パッケージや容器の制作中です。近々「昭和シリーズ」として漢萌ホームページにもお目見えいたしますのでよろしくお願いいたします。

posted by ハルカ at 16:29| Comment(0) | 漢萌歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月12日

晩夏〜立秋(二題)


晩夏 69回目原爆の日、京都からの来訪者

ojiku.jpg
人も又同じ暑さの中にあり(丹青)

原爆の日に都合の許す限り京都から慰霊祭に参加されている一人の女性がいます。彼女は小学一年生の時に被爆。その日は白地に青い水玉の服を着ていたため身体に水玉の青が薄く残ったのだとか。やがてその痕跡は成長とともに薄れてはいきましたが、心の傷、被爆の重荷は今も完全に癒えることはないと話された。

今年は生憎43年ぶりの雨の慰霊祭。降りしきる雨にけむる参列者たちの祈りの光景はあたかも犠牲者の蠢(うめ)きであるかのようにも思えました。それは被爆地広島に戦後69年を経た今もなおくすぶり続ける悔恨の念からでしょうか。

久々にお会いした彼女は社長がコンサルタント業時代の秘書を務めた方で、また昭和42年には漢邦(現漢萌)の宣伝担当として大阪に出向し当社のスタート商品であるぬか袋を持って奔走。その後につながる第一歩を築いた功労者でもあります。

昭和42年当時の世相は活気に満ち溢れていたし、化粧品業界もとても華やいだ雰囲気がありました。そんな流れの中、素肌美に日本女性の美しい面立ち、社長から伝授された巧みな話術で行ったぬか袋のデモンストレーションはきっと一服の清涼剤であったことでしょう。

折も折、今年創業50周年を迎えた漢萌。懐かしい当時の苦労話など語り合いながら社長と楽しいひとときを過ごし、また来年もと茜色に染まった夕日を見ながら再会を約しました。


お肌の盆休み

senmendai.jpg

立秋とは云えまだまだ暑い日が続きます。一説によれば四季の中で夏の暑さは一年間の老廃物を出すためとも言われています。

お盆休みには思い切って冷房なし、日焼け止めクリームなし、保湿剤なしで気持ちのよい汗を一杯かき、大きな息を吐きながらお顔をお水でこまめに洗い、冷たいタオルでやさしく拭き取るだけの肌休みをおすすめいたします。これは清らかな水に恵まれた日本流最高のスキンケアです。また水分の補給もお忘れなく。温かい梅干茶もお腹を温めすっきりとします。

夜は半身浴。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで普段冷房で冷えている体を芯まで温めてくれます。
お盆明けにはお肌はしっとり気分(身体)爽やかです。お暑いひととき、素朴生活を試してみるのも一興です。



posted by ハルカ at 15:31| Comment(0) | 漢萌歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。