2017年01月30日

寒中初仕事


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暖かで穏やかな初春を迎えましたが、寒に入るや大寒波に見舞われ広島市内でも久方振りに冬らしい23cmの積雪。雪の質も雪だるまに適していたのか、あちこちに雪だるまが出来て子供たちのはしゃぐ声もきかれました。一方、北海道や東北、日本海側の方々は嘗てないほどの大雪にお見舞い申し上げます。

漢萌では恒例の寒仕事にまさに取りかからんとするところでの急な冷え込みに身も心も一層引き締まる思いでした。ことに今年は全員で社長の遺してくれた美容料造りの細事を今一度心に刻み込むためにも、作業ひとつひとつのこだわりとその意味を再認識しながら仕事を進めました。

潤々、明、明潤、ローションと間断なく自然濾過を続け立春の頃には終わる予定です。今年は特に厳寒中の作業となり、ことのほか良い製品に仕上がりましたのでぜひ楽しみにお待ちいただけたらと思います

今年は酉年。私と経理さん二人が年女です。同じ年女でも一方は早寝早起き、私は夜更かし朝寝坊の横着鶏。共通しているところは二人ともちょこちょこよく食べよく働くことでしょうか。「とり」は「とりこむ」と言われ縁起の良い干支です。遅ればせながら本年も漢萌をよろしくお願いいたします。


追記 
写真は私の部屋に飾った小さな正月飾りです。干支の鶏の香合、裏干支の兎の鏡餅に水引の松を添え、左右に古布で作った羽子板と江戸独楽を飾りました。


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2016年01月19日

年の始めに


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大濤にをどり現れ初日の出 ─ 虚子

年初めの空に晴れやかに穏やかに昇った初日を拝することができたのは大変喜ばしい限りです。皆様は新春を如何過ごされたでしょうか?

毎年お正月はお年賀の方々で賑わっていましたが、年々こう云った仕来りも薄れてきまして二日に親しい方がお見えになる位で静かなお正月になって来ました。

今年は次女が帰って来てくれて新年を春着(着物)で迎え華やぎました。元旦は先ず初日を拝み、神様(神棚)に一年の無事を祈願いたし、次いでご先祖様(仏壇)に新年のご挨拶をして祝膳につきお屠蘇で明けましておめでとうございますと新年を寿ぎます。今年平成28年も少しずつ簡素になりつつも変わらぬ事始で一年が始まりました。

もういくつねるとお正月〜♪〜子供の頃には一番楽しい祝日でした。ことにお正月は凛とした緊張感の中にも楽しい開放感があって家族もお会いする方々も皆明るい笑顔でしたし、伸び伸びと飛び回って遊んだ数々の記憶が懐かしく思い出されます。


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わが家もお客様で賑わう中、娘二人は羽根つき、江戸かるた、京かるた、百人一首、すごろく等で遊んでいましたが、何より楽しみに心待ちにしていたのは一段落した母と私が遊びに加わって始まる正月だけ許していた花札やトランプ、ダイヤモンドゲームでした。何手か先を読むダイヤモンドゲームの得意な長女。花札の小野道風に思い入れがあり、手中に入るまで粘る次女。孫に負けまいと高揚する母。お客様たちの声援も手伝い賑やかに競じたものです。
今年は次女の思いつきで二人で糸とりを始めました。忘れかけていたものを手繰り寄せ何とか橋の形までたどり着き「やったね」と手を叩き合いました。家族が深い絆を保ちながら紡いだあの頃の思い出の数々─。その光景は今も鮮明に残っています。

核家族化が進む一方で、かたやスマートフォンやパソコンさえあればインターネットを通じていつでも誰とでも簡単に繋がることが可能になった高度情報化社会。しかしお正月くらいはしばしデジタルな会話はストップして、忘れかけていたアナログな昔遊びでのんびりと家族の絆を深めてみることも大切な時間の過ごし方ではないかと感じました。

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2015年12月28日

今年一年を振り返って

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本年一年漢萌美容料をご愛顧いただきましてありがとうございました。

今年の漢萌を振り返りますと次の三つの事柄が思い浮かびます。@ 昭和37年に創業し今年で創立50周年を迎えることができたことA これを記念して古き良き昭和を振り返りつつ昭和の代に仕込んだ半製品を蔵出しし「昭和シリーズ」を立ち上げ四製品 清(さやか)、和(なごみ)、麗(うらら)、遥(はるか)を新発売できましたことB 今年特にうれしく思いましたことは、「結」─。 お客様と漢萌との信頼関係がさらにそのお母様やお子様、ご姉妹、お友達へと結ばれ深まっていったことでした。

私たち漢萌はこの素晴らしいご縁に深く感謝しつつ、これからもよりよい製品づくりに社員一同心して参りますのでよろしくお願いいたします。

<追記>

先日NHKの「ためしてガッテン」で現代女性に多い冷え性についての番組がありました。その解消法の一つとして紹介されたのが次のような対処法です。それは「太ももに手のひらを軽く置き、目をつむり呼吸を整え楽しいことを思う ─ そうすると身体の力が抜けてきてリラックスしてくる ─ その結果血管を取り巻いている交感神経が緩まり血の巡りがよくなり温かくなってくるといった内容でした。

偶然にも最近椅子に座って一日を過ごすことが多くなり、夕方になると足がむくみやすくなった社長が全くこれと同じことをしていることに気づき尋ねてみると「自然(じねん)がそうさせてくれる」との事。つまりあれこれ頭で考えず、自ずと働くものに任せきるという態度こそが自然(じねん)に即した美容健康法であると今更ながら教えられたのでした。

永年にわたり手のひらによる美顔健康法を研究して参りました社長がかねがね申しておりますように、手のひらには優しい「温もり」や適度な「湿気」、「波動(気)」などの自然から人間に与えられた不思議な力が備わっています。これらを日々のお手入れに役立てることが必ずや私たち現代人の美容と健康に役立つものと確信いたしておりますので、是非ともご実践いただけたらと思います。よいお年をお迎えください。



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