2015年04月17日

「昭和シリーズ」新発売そのA


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新商品の企画は一気に始動しはじめました。まず四つの製品に絞り、古いノートを調べて造ってきた経緯や製造工程を整理、また製造部門では蔵から持ち帰ったものを1ケースごとあるいは1本ごとに香り・色などの性状をチェックしながら仕分けの作業にかかり工場内はにわかに忙しく活気に満ちてきました。私はきっと良い製品になるであろうとうれしく胸が高鳴る思いでした。

一方、商品化に向けてネーミングやパッケージ・パンフレットの制作などにも着手しましたが、シリーズの表現計画に一苦労。まず昭和を念頭に置いたネーミングに何候補か上がりましたが、美しい日本語の響きが残したくて一字三音の「清(さやか)」「和(なごみ)」「麗(うらら)」「遥(はるか)」を織り込んだ名称に決まりとても気に入っています。続いてのパッケージデザインでは、創業当時工場周辺に広がっていたレンゲ畑に思い入れがあり、それをモチーフにしたものを色々考案してみましたがいま一つで、行き着くところシンプルが一番との判断から、それぞれのイメージカラーに50周年記念の目出度い金文字をあしらったデザインに仕上がりました。


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またパンフレットは、どこか懐かしい昭和のイメージを盛り込みたいとの思いから昭和のアルバムの1ページと考え想いを巡らせました。その結果、一つが表紙をアルバム調にしたもの、そしてもう一つが私の古い写真を一枚選び載せることにしました。

その写真は私が30代の頃のもので、当時、合コンならぬ合ハイ(合同ハイキング)の流行から広島郊外に仲間と飯ごう炊さんに出かけたときのワンショット。ネッカチーフをつけ、当時流行っていたコンビの靴も懐かしい思い出です。ネッカチーフはその後子供のお気に入りファッションとなり、自慢のマイカーでお洒落ドライバーを決め込む際の必需アイテムとなりました。


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喧々諤々の議論もありましたが、懐かしい思い出を振り返りながら進めた「昭和シリーズ」の道程はとても楽しく充実した時間でした。結果よければ全てよしと、皆様に喜んでいただける商品になればと念じているところです。








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2015年04月06日

「昭和シリーズ」新発売その@


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桜満開の平和公園


創立50周年記念商品「昭和シリーズ」が3月11日ようやく新発売にこぎつけ、その間5ヶ月近くもブログをお休みしてしまいました。

「昭和シリーズ」の商品化を進めて行く過程で昨年から今年にかけて昭和に焦点を当て主に次の五つの事柄から考えてみようと思い立ち思案を重ねてきました。

@漢萌が創立50周年の節目を迎えたことA今年が戦後70年の節目となることB最近、明治・大正・昭和の近現代史を通して日本人の「精神性」にスポットが当てられていることC弊社社長三戸唯裕は昭和元年(大正15年)1月にこの世に生を受け、戦前・戦中・戦後と生き抜いてきたことDNHKの朝の連続ドラマ「マッサン」を見ながら明治・大正・昭和と激動の時代を生き抜き、「ウイスキーづくり」に喜びと誇りを持って心血を注ぐ主人公の姿に漢萌の「美容料づくり」にも通じる世界を感じたことなど。


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墨象家「夏目暢子」先生の書を配した製品蔵


そもそも「昭和シリーズ」を立ち上げようと思ったのは、ふと感じるものがありスタッフたちと蔵に入り、昭和40年〜60年頃に作り続けた(半製品)を一つずつ丹念に再検査してみたことがきっかけです。その時私には蔵に眠ったままになっていた多くの半製品たちが皆うれしそうに出番を待っているかのように思えたのでした。そのことが私に不思議な活力を与え新しい商品を世に出そうという決心につながったのです。それは桜がまさに満開の昨年の春のことでした。

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2014年09月02日

醗酵美容料今昔


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久々の初秋の陽射しに万物すべてが微笑んでいるように感じます。

この度は広島大規模土砂災害のお見舞いを多くの方々からいただきありがとうございました。
漢萌広島工場は安佐南区の可部線沿いに位置し、今回特に被害が甚大だった梅林、八木地区からは駅五つ南にあります。

当時の雨雲レーダーで見ると当社は激雨エリアよりほんのわずかばかり逸れたのであのような惨状は免れましたが、それでも近隣の高台では各所が陥没し被害の爪痕を残しています。このところ異常な気象状況が続いていますが、9月は何とか穏やかであって欲しいと大自然に祈るばかりです。

漢萌は昭和38年に創業し、お蔭様で今年50周年を迎えました。当社の蔵の中ではまだ自然が豊かで最高の原材料に恵まれていた昭和の時代にテストを繰り返しながら造った様々な美容料原料たちが20年以上も醗酵・熟成し続けています。今年に入って蔵出しを行い調合した美容料を色々な方にモニターテストをしていただき4種の新製品をやっと軌道に乗せかけたところです。

現在あらゆる分野で醗酵がブームとなっていますが、弊社社長三戸唯裕の第一作はぬかに麹をつけて造った「醗酵ぬか袋」でした。昭和61年から平成3年頃にかけてはバブル期であり、当時は海外ブランド流行りで、海外旅行のお土産はお決まりの有名ブランドの口紅という時代。今でこそクールジャパンなどとニッポンを意識した商品にスポットが当たるようにもなりましたが、高級感や華やかさのない素朴な「醗酵ぬか袋」などは当時影の薄い存在となっていました。

それでも社長はどこまでも日本女性の肌には身土不二を貫いて再び醗酵化粧品の研究に取り組み、使い易いリキッド状の醗酵美容液「幽玄麗」を誕生させました。当時蔵入りした昭和仕込みの「幽玄麗」は毎年醗酵に丁度よい時期を見計らい一年分を時間をかけてゆっくりと搾りにかけています。

「幽玄麗」に続いて成分・製法を多少変え、ノンアルコールの錬り状美容料に仕上げたのが「祥」です。折りしも当時アトピーやその治療薬によるステロイド依存症が激増していました。月刊誌わたしの健康(主婦の友社)に「祥」が採り上げられ大変話題となりました。その後もさらに肌になじむべく改良を重ね、極め抜いた活肌美容料として洗練されてゆきました。当時毎日朝一番に温蔵庫にて櫂(かい)を入れ日々変化する醗酵の状態をチェックし、どんなものになるのか期待と不安が交錯した開発当時の記憶が今も懐かしく蘇ります。

今回、会社創立50周年を記念して「昭和仕込みシリーズ」を新発売する予定ですが、醗酵アイテムも錬り状と液状のパック料2点を考えています。モニター希望の方には先着20名様に限りテストアイテムを差し上げます。以下会社ホームページの「お問い合わせ」ウォームの「お問い合わせ内容」に「テストアイテム希望」と明記し送付先、電話番号などをご記入の上お申込下さい。
http://www.kanpoo.co.jp/contact/tmrmail.cgi


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