2013年12月20日

愛犬と過ごした日々

チコちゃん
愛犬チコ

家族の一員として毎日幸せに暮らしているペットたち。かたや環境省の発表によればここ広島県は犬猫の殺処分が全国ワーストワンと報じられていた。

捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったもので、毎年この時期になると知人宅に迷い込んだ一匹の犬のことを思い出す。それはある年の寒いクリスマスイブの日に勝手口を開けると一匹の弱ったダルメシアン(ディズニー映画101匹わんちゃんで有名)がうずくまっていた。声をかけるとその犬は人懐こそうな目で見つめ何かを訴えているようだった。

寒空の下を幾日も迷い歩き腹をぺこぺこにしているのではないかと心配し食べ物を与え、奇しくもやってきた日がクリスマスイブだったことから「神様から届いた可愛い贈り物に感謝します」との気持ちを込めてメリーと命名し、家族の一員として優しく迎い入れたという。心温まる犬物語に感動しいつもクリスマスが近づくとあの幸せなメリーは今も元気かと想う。

我が家で飼ったペットは、夫が散歩中後ろから人懐っこくついてくる野良犬を「犬は安産だから」と身重の私を気遣い連れ帰ったのが最初だが、その犬は既に盛年期を過ぎていたため飼い始めて六年余りで今生の別れとなった。

二匹目は保健所から殺処分寸前のところを貰い受けた。収容された多くの犬たちは自らの運命を知ってか飼い主になってくれるだろう人間に懸命の叫び声を上げるのだが、その中から一際一生懸命に私をじっと見つめ哀願してくる仔犬を心苦しくも選び連れ帰った。そしてその仔犬を「チコ」と名付けた。やがてチコは成犬となり四匹の仔犬を出産しその成長の過程は家族中を心豊かに和ませてくれた。

仔犬貼紙
25年前の仔犬たち

四匹の仔犬は近くのスーパーに里親募集の張り紙をさせてもらいそれぞれ犬好きの飼い主の元に引き取られて行った。そしてチコは12年と半年を我が家の一員として暮らし、最後は家族全員に見守られながら静かに息を引き取った。

チコと過ごした12年余りの歳月は会社の仕事も家庭もすべてが全盛期であった。今思えば忙しい中、仕事を終えてからのチコとの一時間の散歩はまるで親子の時間を過ごすかのように大変満ち足りたものだった。親と子の愛がそうであるように、ペットを育てることもまた無償の愛に違いない。

いま我が家の玄関には高山寺の「上人遺愛の犬」のレプリカを置いており、主人はそれをワン太郎と呼び朝な夕な頭を撫でている。また居間のテレビの横にはぬいぐるみのチコが今も私たちと一緒にいる。そして奥の部屋の廊下には銅製のドーベルマン君が番犬として鎮座し私たち老夫婦を見守ってくれている。


posted by ハルカ at 15:35| Comment(1) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
拝読いたしました。しあわせなワンちゃん達ですね!
Posted by 田中敏明 at 2013年12月20日 20:13
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