後の雛
今年はいつの間にか桃の節句が過ぎてしまいお内裏雛を飾ることができなかったので、重陽の節句(旧暦9月9日)=「後の雛の日」に大正時代の古布でできた桔梗・撫子柄の着物を着た市松人形(ねねさま)を飾りました。
後の雛の歴史は色々ありますが、江戸期には嫁ぐ娘の幸せを願って雛を持たせる風習もあったと以前何かの本で読んだことがあり、長女には中村信喬作の博多立ち雛、次女には面竹作の京立ち雛を持たせました。親の願いはいつの世も変わらないものです。
秋祭り
広島では秋祭り(氏神様のお祭り)は九日(初くんち)、十九日(中ぐんち)、二十九日(おとぐんち)と市内各所で開催日が異なり、10月に入るとあちらこちらの家々にしめ縄が飾られているのを目にします。しかしかつて見たような威勢のよい神輿や、お囃子、木遣り音頭は聞かれなくなり、秋の風物詩も年々寂しくなる一方です。
そんなちょっぴり寂しいご時勢ですが、私の部屋の三段飾りの棚には神輿の香合、中の棚には兎の祭囃子、そして下段には備前の徳利にNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の主人公の生家でも知られる竹鶴酒造のお酒を入れて飾っています。ほんの少し秋祭りの気分です。行く秋 ── 明日からもう11月です。
昭和シリーズその後
前回のブログで「昭和仕込みシリーズ」醗酵パック2点のモニターを募集しましたところ多くの皆様にご協力いただき、ご感想、ご意見をお寄せ下さりありがとうございました。
やっと正式な商品名も決定し、現在パッケージや容器の制作中です。近々「昭和シリーズ」として漢萌ホームページにもお目見えいたしますのでよろしくお願いいたします。